10周年記念インタビュー 後編

2023年8月5日で10周年を迎えたグッぼる。10周年を記念してオーナー夫妻にインタビュー。前編ではジムを始めたきっかけや、カフェのこだわりなどを語っていただきました。後編ではさらに掘り下げてインタビューしております。続きをどうぞご覧ください。

クライミングの多様な文化やスタイルを発信したい

10年の中で印象深かった出来事やエピソードはありますか?

辰美さん「各スタッフが働きたいって言って来てくれたことが一番印象深い。今は個人で発信出来る時代やから、スタッフのファンがクライミングを始めたり、続けたり、遠方から来てくれたりっていうのを理想としてたね。」

今は誰でも手軽に発信出来ますからね。

辰美さん「クライミングっていうのは人に影響を受けて始めたり、強くなったり、マインドを磨いたりするもの。クライミング自体にそういう魅力はあるけれども、結局はそれを具現化してる人達をロールモデルとしてクライミングは続いてる。僕が店に居て教えてるだけやったら、その形の人しか来ない。そうじゃなくて色んなスタッフがいて、色んなスタイルがあって、そのスタイル別に色んな人が共感して来てくれる。」

たしかに声をかけてもらえることが増えた気がします。

辰美さん「正直なところ募集して来る人にはそんなに期待してなかったんよ。でも各スタッフが来てくれて発信して、ファンがついて、その人達が来てくれて定着すると。年に一二回しか来ない人が300人いたら300回以上来てくれると。それを増やしていけば色んなスタイルや色んな議論が起きて、色んな文化がもたらされると。その複合体やといいなっていうのを描いてたんやけども、それが出来るようにスタッフが来てくれたことが一番よかったかな。都会ほどじゃないにしてもお客さんがたくさん途切れずに来てくれてる、それを繋ぐシステムが出来たなっていうのが印象深いし、有り難いなと思ってる。」

恐縮です。

一つのジムでどこまで多様性を網羅できるか、という挑戦

今後の目標などあればお聞かせください。

辰美さん「パリオリンピックがあって、子どもたちが低年齢化していってる。競技用の課題として発達していく者、岩を楽しむ者、健康志向の者といくつかに分かれていってる。だけどまだまだ変わると思う。そうなったらもちろんルールも変わるし、マインドも変わるし、文化の流れも変わってくる。」

若い世代がどんどん出てきてますね。

辰美さん「日本人って割とそういう変化に弱くて昔ながらのこと言っちゃう。それで今一番よくなくてどうしても防ぎたいのが、噂話とか隣の人に話してるレベルのことをツイッターとかSNSでみんなに発信しちゃう。クライミングの文化っていうのはちゃんと継承してかなあかんし新しいものに対応していかないといけない。でもみんな言いたい放題ではいけませんよと。昔ながらのやり方、まぁ老害って言われるようなやり方だけでは上手く行かない、でもそういう昔ながらのやり方も大切ですよと、これをどういうふうに表現していけるか。っていうゴールになりたい。」

んー、、難しいですね。

辰美さん「あそこに行けば色んなことが解決出来る。色んな人いるし、悩みも相談出来る。カフェやジムでお客さん同士で喋ってて、みんなが肯定的に聞ける。マウント取るんじゃなくてお互いが理解し合ってちゃんと語れる場所、そういうクライミングジムを作りたい。流行ればいいとか、上達できればいいとか、強い人がいるとか、そこはあんまり魅力ではない。多様性っていうものを一つのジムでどこまで網羅できるかなっていうのは思ってる。」

カフェがあると尚語りやすいですね。

ネガティブな思考を一つのポジティブへ

辰美さん「クライミングってネガティブな人が勝つんよ。用心深くて、怪我をしなくて、わるく考えて達成できた時に初めてポジティブになる。そのポジティブな部分だけをみんなに見せてあげるのがクライマー。ネガティブじゃないとリスキーなこともしちゃうし、怪我もするし続かへん。だからネガティブっていう感情はめちゃくちゃ大事やし悪いことではない。それをここに来て繋ぎ合わせたらポジティブになれるような場所、クライミングのネガティブ10を一つのポジティブにするジムがいいね。」

おぉー、なるほど。

辰美さん「まとまったね(笑)。」

智子さん「多様性をスゴく大事にしたいなって思ってるので、私は女性やし、年齢と共に力も徐々になくなっていく、そういう人もそうじゃ無い人も、端から端まで一日楽しく過ごしてもらえるような、足取り軽く帰ってもらえるジムにしていって欲しいなって思ってます。」

辰美さん「そこはスタッフ一同ね。世間の人がグッぼるをどう思ってるかわからんけど、みんなが思ってる以上に細かいことをやり続けていけたらいいなと、ずっとそれを続けられるが理想。まぁクライミング自体は100歳超えてもやりたいね。一応200歳まで生きるってことになってるから。目標はね。」

??それは壮大な目標ですね(笑)。

辰美さん「今はみんなでいうところの二十歳ぐらいかな。まぁチャレンジしまくって行きましょうってことやね!、、っていう感じかな(笑)。」

はい!(笑)お忙しいところインタビューありがとうございました。

10周年感謝イベント実施中

少し長くなりましたがオーナー夫妻の想いがギュッと込められた記事になったかと思います。なお10周年を記念して8月はイベント盛り沢山!すでに終わってしまったイベントもありますが、最終にして最大のイベント「マッスルフェス」が8/26(土)18:00 ~ 実施予定です。参加費無料です。ぜひ奮ってご参加ください。 今後ともグッぼるをどうぞよろしくお願いいたします。最後までお読みいただきありがとうございました。