ただ上達するだけじゃなくこだわったクライミングを実践したい。

今回のグッぼるissueは三重県在住 クライミング歴9年の愛川善康氏。愛川氏と言えば、グッぼるの105度傾斜に設置されたマイクロス8mmで普通に懸垂できてしまう恐ろしいカチ力の持ち主。ジムも外もボルダーもリードも意欲的に挑戦し続ける愛川氏のそのモチベーションの源を聞いてみました。

期せずして感じたオモシロさ

9年程前、会社の後輩に無理矢理誘われて家から1時間位の距離にできたジムへ。特にクライミングに興味があったわけでもなかったけれど、やってみると想定外に「なんやこれ?オモロいやん!」となり、即行でその日のメンバーと再度ジムへ行く約束をする流れに。しかもその約束の日まで待てず、1人抜けがけで登りに行ってしまったとか。moveを一個一個攻略していく達成感。そのクライミングの魅力に惹かれ一瞬でハマってしまい、その後は週2〜3回をキープしてどんどんのめり込んでいくことに。。

当時三重県にはまだクライミングジムが都市部にしかなかったため、通うにはどこへ行くにも1時間以上かかる環境。ちょうどその夏プレオープンしたばかりのグッぼるは「今なら初回登録料無料」キャンペーン中でその期間を狙って愛川氏もグッぼるを初訪問。その後三重県民で有るのを忘れさせる程の頻度でグッぼるに通ってくださるようになりました。

親子で岩ツアー

ジムデビューの半年後位に、ジムで知り合ったクライミングの先輩に今度は岩へ連れて行かれたそうです。その頃は岩がクライミングの本来のゲレンデで有ることを知らず、「へぇー!外でも登るんやー」くらいの気持ちで同行。この時も即行で「なんやこれ!?オモロいやん!」となり、帰ってすぐにマットを購入されました。

その後、お子さん達が生まれて公私共に忙しくても、自分の中ではクライミングも大事!と奥様のご理解とご協力を獲得して、登ることを諦めず努力して来られました。

最近ではご長男の誠善(マサヨシ)くん(小2)と岩(ボルダリング)へ行くことが増え、春には瑞牆にも泊まりがけで行かれたそうです。誠善くんも岩でのモチベーションが高く目標課題の完登を目指してトレーニングに励むほどになり、学校の作文にもその事を書いていたそうです。

 家庭&仕事&登りのバランスを崩さない

そんなクライミングどっぷりの愛川氏ですが、それでもやっぱり家族の事が優先順位のトップ。それはクライミングを始めた頃から変わらず、そこが安定しているからこそ仕事にもクライミングにも集中できるそうです。年間通して子供達や家族行事、仕事の予定の間にボルダリングの予定を隙間なく入れていくそうです。

この三つのバランスを崩さない努力がご家族のご理解と応援を勝ち取っているのでしょう。

「グレード×条件」どこで妥協するか

「グレードだけじゃなくスタイル(条件)にも拘りたい。そう話す愛川氏。「グレードだけを追いかけずスタイル(条件)を自分がどこまで妥協せずに挑戦できるか、を追求し続けたい。」

愛川氏の将来の目標の中に「ノーマットでのボルダリング」「親子でマルチピッチツアー」などがあるそうです。それらを叶えていくためには実力はもちろん精神も鍛えていかなければ!と仰っていました。

「自分の納得のいくスタイルを貫けるよう、泥臭いけどカッコイイ、そう感じられる登りを貫きたい、自分なりのクライミングスタイルで積み上げたその先に、もっと強い自分が居たらなお良いですね。」と。

そんなお話を聞きながら、私自身のクライミングスタイルって何だろう??と改めて考えてしまいました。私の場合の答えはおばあちゃんになるまで分からない気がしますが、もう登れへんなーとなる日まで泥臭く悪あがきし続けることは間違いないでしょう。

そして、愛川氏(と誠善くん)が愛川氏らしいクライミングを追求し探究し続ける姿を、これからも応援していきたいと思います。