人の生き方は百人百様。もちろんクライマーの人生も。

登りに魅了されるクライマーたちはなぜ登り続けるのか?その先に何があるのか?何を求めて登るのか?もしかしたら何も無いのかもしれないしそれで良いのかもしれないけれど.....

ここでは私が知り合ったあるクライマーにスポットを当ててクライミングと共にある人生について書いてみようと思います。仕事、学業、家事、育児、体調・・・色々あれど登りを貫くその人を突き動かすモノは何なのか?

vol.1は、グッぼるの2月末現在で、グッぼる史上来店日数ランキングでダントツ1位の橋山氏。週5日(スタッフの勤務日数と同じ)はグッぼるで登ったりトレーニングしたりと波の無いモチベーションをキープ。ここ2年くらいは長男の純乃介君と一緒に更に意識高く勤しんでおられます。

キッカケ

橋山氏がグッぼるを訪れたのは約3年前。キッカケはダイエット。フィットネスジム通いよりも、もっと楽しく体を引き締めたい、という狙いで月会員様登録に至りました。

体の変化と心の変化

グッぼるに通い始めた頃の橋山氏は今より7-8kg重かったそうで、見た目も確かに若干のふっくら感がありました。コンスタントに登りTRXなどのトレをこなすようになると、体が引き締まりsix packの腹筋も現れ始めました。体の変化が楽しくなるにつれクライミングも上達。ダイエットがきっかけだったのが、いつの間にかより質の高いクライミングの為に体を変えて行く事がメインなっていきます。

外岩への関心も当初は「シーズンに一回程度で良いかな」といった気持ちだったようですが、今では「シーズン中は奥様のokがあれば週一は行きたい!」と高まっています。この冬には初の二段(豊田 半生茶)を見事に完登され、次なる目標課題のために、「次岩へ行ける日はいつか?」と虎視眈々とスケジュールとメンバーを調整されています。

ご自身と純乃介君の岩へのモチベーションが刺激しあって高まっているのですね。

長男の純乃介君、クライミング人生の始まり

純乃介君が3年生の頃、チック症の症状が出はじめました。その緩和には体を動かしストレスを減らすと良いという事から、橋山氏自らやり始めたクライミングが、運動苦手な純乃介君でもマイペースにでき親子のコミュニケーションにも良いのでは、と連れられて来たのがきっかけ。先ずは週末パパと楽しく登ろう!と始まった純乃介君のクライミング人生。今では主体性を持って週3日登ってトレーニングして自分を高めつつあります。家でもパパ顔負けで懸垂やTRXに取り組んでいる為、最近では体幹が鍛えられ懸垂力もついてきて持ち前の粘り強さに更に磨きがかかってきています。そうこうしているうちに気になっていたチックの症状もいつしか出なくなっていました。

最強ライバルの出現

岩でもジムでもグレード更新する頼もしい純乃介君を見て、橋山氏のクライミングに取り組む姿勢が最近また変化してきました。「スグに抜かれるパパじゃなく、中々追いつけない強いパパで在りたい」と。自分の中にあった目標が純乃介君を通してまた一回り大きな目標に変わっていったようです。親のエネルギーは子供の為なら無限大です。

それぞれの目標や夢

橋山氏「純くんにとって手強い大きな存在のクライマーに。具体的には近い将来三段を、いずれは四段に挑戦できるクライマーを目指したい。」

純くん「いつも楽しくパパや仲間と登って世界中の誰よりもクライミングを愛するクライマーになりたい。」

2人の間に何やら違いはあるもののそれぞれの目標や夢の実現のためにお互いが大きな存在なのは間違いないようです。親子という最も身近な存在が最強のライバルであり最高の理解者。自分の登りが相手を刺激し励ましモチベーションの根拠となる。どんなスポーツでも結局自分自身との戦いが最終局面ではあるけれど、その一歩手前にはパートナーの存在有無が大きな差を生む気がします。

クライミングを介して子供だけではなく橋山氏もご自身の成長を共に楽しんでおられるようです。お二人がこれからどんな進化を遂げていくのか目が離せません。