人気ホールドメーカーがさらに幅を拡大

Grip List Awards 2023の発表!見た目も華やかな巨大ボリュームやデュアルホールドが次々と登場するホールド市場。ワールドカップで連続して使用されたかと思えば、流行が去ってしまい全く見なくなるメーカーが存在したりと多種多様です。ネット上にてセッターの投票によって人気ランキングが決定するGrip List Awards。幅広く人気を集めるには王道とも言えるシェイプが指示されたりします。王道となるか流行になるかシェイパーの技量もかなり試される熾烈な競争となっています。

2023年Setter's Choice(セッターチョイス)ランキング

ランキングを見ていきましょう。まずはセッターの投票による人気ホールドランキングです。

第5位 Teknik(テクニック)

第5位 Teknik(テクニック)

Teknikはカナダのメーカー。角張ったピンチシリーズなどが多かったですが最近ではスローパーも充実してきました。またホールドの厚みが薄いシェイプが増加。ボテなどの上にTeknikホールドをセットする前提のシェイプが好評とのこと。フリクションもザラザラとした質感から目の細かいサラサラとした質感へ変化。ダイナミックなムーブの際の指皮の負担が減っています。パズルセット(まぶし壁)にはテクニックのクラシックなホールドが1番との評判です。

第4位 Decoy(デコイ)

第4位 Decoy(デコイ)

ニューヨークにて生まれたまだ新しいホールドメーカー。昨今の大きいほど良いといった市場の流行には乗らず、あえて中サイズまでに留めているとのこと。多面壁やホームウォールなど面積が限られている場合にもセットしやすいサイズ。岩場クライマーがシェイプ。複雑とも言えるホールドの形状がムーブの幅を広げる役割で活躍。デコイはミニマリストなラインを作るとの評価がされています。

第3位 CHEETA(チータ)

第3位 CHEETA(チータ)

CHEETAはフランスを拠点とするメーカー。最近のメインのラインナップは「シェープライダー」。自由にカスタムしてスタッキング(ホールドを重ねて付ける)できるホールドでその種類も増加しています。このシリーズでは最大5つのホールドを重ねることができ、角度や厚みも自在。セッターの意図する形状が作りやすくなります。そして毎年、新たなシェイプを多数作ることでも有名でピンチ・カチといったホールドも増える一方です。

第2位 Kilter(キルター)

第2位 Kilter(キルター)

なんと7年連続1位だったキルターが2位に。もはやGrip List Awards不動の1位にも感じていたキルター。ここにも流行の流れは影響しているようです。アメリカ・コロラド州を拠点としたメーカー。花崗岩や砂岩といった岩のフリクションを模したホールドも多数ラインナップ。そのホールドの多様さは業界で最大かつ最も用途の広いカタログを持つメーカーとも呼ばれています。他のメーカーでも見られるスタッキングホールドもこのキルターが発案とされています。キルターのホールドだけでほぼ全てのムーブを網羅できるとの評価がされています。

第1位 Flathold(フラットホールド)

第1位 Flathold(フラットホールド)

ついに1位になったフラットホールド!日本国内でも有名なメーカーであることは間違いありません。スイスのムーティエに拠点を置くFlathold。オーナーかつセッター・シェイパーのアッシャーマンとマニュがブランドを形作っています。IFSCワールドカップの国際セッターがシェイプするだけあり、ホールドの芸術的な美しさもかなりのもの。2023年の世界選手権ボルダー決勝で話題となったスケルトンホールドもこのメーカー。透明なだけでなく全面がデュアル。つまり全部がツルツルのホールド。対策として選手が水を直接手につけるという今までにないシーンが見られました。

Favorite Wood Volume(好みのウッドボテ):Blocz(ブロックズ)

Favorite Volume(好きなボテ)

Bloczはドイツのケムニッツを拠点とするメーカー。Bloczにはすべての角度に対応するボテがあるとの評価です。目の細かい適度なフリクションがある塗装も人気。また使用されている木材は18mm、13層の高品質のバーチ合板。木の種類も成長の早い木で環境にやさしいものが選ばれています。ドイツの気候や自然環境にも後押しされる形で良質なボテが製造されています。

グッぼるにもTeknik(テクニック)の最新シェイプが到着

グッぼるにもFlatHoldのNEWシェイプが大量に到着

新しいシェイプのピンチが20個到着!エッジがないためスローパーに近い形状。手のひらより大きいサイズのためピンチ持ちも一苦労。サラサラとしたフリクションも単純に保持する難易度を上げています。サーキット課題やスラブ壁へ惜しみなく使用してセットします。大会へ向けたホールド慣れを兼ねて遠征もお待ちしています。