レスト日に新たな発見を取り入れる

毎日登りたくともレストも大切。連登のしすぎも疲労が抜けずに思うようにトレーニング効果が得られなくなります。「せっかくならレスト日やスキマ時間になにかしたい」と思うこともあるはず。登らないレスト日にも強くなれると捉えて活用すればかなり有用です。また、クライミング専門のトレーニング方法として新しい知識を知りたい場合にも上達本はやはり参考になります。

トップレベルまで網羅!クライマーズバイブル

CLIMBER'S BIBLE 2nd Edition(クライマーズバイブル セカンドエディション) 上巻/下巻

  • トレーニングピリオドを詳しく知りたい方
  • ムーブ分析を知りたい場合
  • トップ選手の方法を参考にしたい

テクニックガイド金字塔。PUMPクライミングジムの25年というノウハウを詰め込んだ1冊。クライミングは他競技に比較するとトレーニング方法の歴史が浅く思われがちですが、オリンピック種目となった今では細かな分析がすでに行われてきています。特にトップ選手の競技キャリアは20年近くともなるため参考になるポイントは多くあります。ここぞという時にパフォーマンスを発揮する点においては、コンペだけで無く外岩で高グレードを登りたいクライマーにも役立つことばかり。トップクライマーのインタビューもところどころで掲載。上巻と下巻で収録内容が大きく変わるため自身が知りたい内容に合わせて読めるのも嬉しいです。

より医学的な知見をプラス。クライマーズコンデショニングブック

山と渓谷社 クライマーズ コンディショニングブック

  • 整形の医師による見解を知りたい方
  • 特にケガの症状と予防方法を見たい
  • 各部位のメディカルケアを学びたい方(頭・首/肩/肘・手首/指/腰/膝・足)

整形を専門とする2名の医師が監修する医学的な知見をクライマー向けに集約。「なんとなくそう言われてきた」クライマーに起こりやすいケガの症状を詳しく分析。原因とケアの仕方がかなり詳しくわかります。また普段のトレーニングで気をつける点やコンデショニング方法も詳しく書いてあり、セルフセアの達人になれること間違いなし。痛めている部位の原因がこの1冊で分かったというクライマーも多く、医学的な観点は知っていて損はないはず。実際にヘルニアや属にパキリと呼ばれているケガの治療にいたるまでの経過も参考になります。自己流のセルフケアに専門性が加われば、より体のコンデションが良くなること間違いなしです。

クラックをするなら。ピート・ウィタカーのクラッククライミング

ピート・ウィタカーのクラッククライミング

  • 基本的なジャムから超マニアックなテクニックを知りたい方
  • クラック時のテーピングの仕方

これ以上ないクラック教本。クラック技術がかなり事細かくわかります。クラック初心者から上級者までおすすめ。B5サイズ冊子で250ページ超えという大容量さ。岩の複雑なクラックの形状に対してどうアプローチしていくかこれで完ペキ。あとは実践あるのみといった状態になれます。クラックを専門とするワイドボーイズのピートが書いた1冊。通常はジムで実践しにくい特殊な技術であるクラック。状況判断も大切なため、登る場面それぞれに合わせた解説でわかりやすさの評判も高い1冊。

確かな知識でより個人に合った方法を見つける

身長や体重といった体格差は当然クライマーそれぞれ。同じムーブやトレーニングもより個人に合わせたものが必要になります。一方で共通してコンデショニングや必要な技術も長年のうちで判明してきています。これまでの先見の知識を取り入れつつ、自身に合ったものを見つけることは時短と目標の成果につながりやすくなります。特にトレーニング方法とケガの症状についてはかなり知見が深くなってきました。登らないタイミングで本から客観的に学ぶのもかなり有効となってくるはずです。シーズンオフ中にせっかくなら停滞しないトレーニングを取り入れていきましょう。