国内の名だたるクライマー達の名作揃い
グッぼる最高難度の「黒テープ課題(初段~)」は歴代サーキットの高難度課題が定番課題として残していくシステムになっています。安間佐千さん、竹内俊明さん、野村真一郎さんなど国内の名だたるクライマー達の名作揃いとなっており、古いものだと7年前から残っている課題も存在します。少し前置きが長くなりましたがそんな名作達を紹介しつつ、ここ最近の個人の成果もお話していきたいと思います。
歴代のゲストセッター
長期に渡り打ち込めるメリット
今年で9周年を迎えるグッぼる。現存する黒テープ課題の中で最も古いは中川翔一さん作製の「手紙」、グレードは推定四段+あり完登者わずか三名の超ハードライン(ちなみに完登者は亀山凌平くん、村井隆一さん、伊勢一真さんの三名です)。およそ7年前から残っており、この課題が作られた三年後に亀山くんが初登を果たしています。昨今の目まぐるしく入れ替わるラインセットブームとは逆行した長期残留システム。数年前は持てなかったホールド、出来なかった動き、半永久的に残り続けることで成長を顕著に感じることができます。黒テープ以外の定番課題にも歴代のゲストセッターの課題が残されていますので興味のある方は是非スタッフにお声掛けください。また定番課題の他にトレンドを盛り込んだサーキット課題、コンペにフォーカスしたスラブ壁などバリエーション豊富な壁に仕上がっています。グッぼるの壁の魅力について書いた記事もありますのでそちらも読んでいただけたら幸いです。
クライミングトレーニングQ&A
背筋で抑え込む強烈な核心の一手 セッター是永敬一郎
ここ最近登れた黒テープ課題をご紹介。一つ目は是永敬一郎さん作製の黒11番。昨年8月の秋サーキットでの上から三番目に難しい位置にナンバリングがされていた課題で、半年経った現在でも完登者は四名のみです。当時はまるで歯が立たず、核心の一手を止めるには根本的な保持力不足を痛感していました。あれから半年、基礎トレーニングの効果もあってか最近は身体の調子が良く、今なら色々出来そうだと思い久しぶりにトライしてみることに。以前より全身によく力が入るようになり保持にも余裕が生まれ、再び触り始めたその日に核心を止めることに成功、その二日後には完登とあっさり回収することが出来ました。長モノ課題での登り込みやジムでのクロストレーニングの成果がきっちり現れていることに喜びを感じています。
5年前から残るハードクリンプ課題 セッター亀山凌平
二つ目にご紹介するのはサポートクライマー亀山凌平くん作製の黒1番。全体的に細かいホールドで構成されていて、ランジ・デッドポイント・ロックなど強度の高いムーブが続く内容になっています。この課題が作製されたのはおよそ5年前と、現存する課題の中でもかなり古いものになります。四年前に初めてグッぼるを訪れた時は「この課題を登れる人がいるのか」とただ驚き、眺めているだけでしたが気付けば黒課題を触れるほどまでに上達し、トライ開始して三日目に完登することが出来ました。ピンチやスローパーを得意としてきた自分にとって指先系の高難度課題が登れたことはとても嬉しく、この2つの黒課題のお陰で保持力の向上を顕著に感じることが出来ました。
ジムにも永久に残る課題があってもいいと思う
次なる目標は黒の4番。6年前から残る竹内俊明さん作製の名作。ちょうど一年目に打ち込んでいましたが繋げられずにいた課題で現在の記録は18日間敗退中。一年ぶりにトライしてみると核心の一手の精度が格段に向上していて完登までは時間の問題だと感じています。そんな数年越しの体験が出来るのもグッぼるだからこそ。打ち込むのが好きな自分としては最高の課題循環システムです。ジムにも岩場のように永久に残る課題があってもいいと思う。そんな個人的願望を叶えてくれる壁がここにはあります。まだまだ登れていない黒課題は残っているので、歴史ある課題たちを一つずつ噛み締めながら挑んでいきます。


