クライマーとしてのワークアズライフ。重要なのはミッション。

クライミングをしている人の中には「仕事とクライミングの時間的両立」に力を注いでいる方も多いと思います。いかに仕事を早く終わらせてジムでトレーニングするか。いわゆるワークライフバランスなどと呼ばれますが、ネーミングからして仕事と私生活を別物とする考え方ですよね。ぼくはサラリーマン時代に耳にしたことがあったけど、「都合のいい考え方」程度に受け流していました。そして、脱サラをしてグッぼるに来て1年5ヶ月がたった今、特にこの半年で仕事とクライミング(私生活)の考え方が変わってきたので、その辺りを綴ろうと思います。

趣味を仕事にしても、仕事は仕事

僕が初めてワークアズライフという言葉を聞いたのは店長から。グッぼるに来て間もないときで、どこかで似たような言葉を聞いたことがあったなぁという程度で、そこまで意識することはありませんでした。
 

人生と仕事に境目を持たないことで、有意義な時間と結果を導く生き方がワークアズライフ。新しく学び、それを日常的に実践することで実現できる時代がきている。


これが店長の教え。以前のサラリーマンのぼくでは理解できても受け入れられる考え方ではなかったかもしれません。洋菓子メーカーの営業マンとして6年勤めましたが、あくまでも収入を得るための手段として取り組んでいました。良く言っても「仕事としていかに楽しめるか」という程度。

グッぼるでの仕事はジムの運営とオンラインショップの運営が中心で、全てがクライミングに関係しています。「趣味を仕事にすると、趣味として純粋に楽しめなくなる」と耳にすることもあったけど、僕は一度もそう感じたことはなかった。登ってるときはずっと楽しい。しかし、オンラインショップ運営については、24時間体制での顧客対応などが「自分の時間がない」という意味でストレスに感じることもあった。そう感じたのは「仕事と私生活は全く別物」と考えていたからだ思います。

 

義務感ではなくミッションに集中する

ワークアズライフを意識せずとも実行でき始めたのはここ半年くらいのこと。目の前の仕事に対して、自分の心持ちは介入させずに「ミッション(使命)を達成する」ことだけに集中する。自分がどんな状況でもやらなければならないことには変わりがないのだ。そうであれば、いかに時間をかけずミッションを達成するかを考えるようになった。それを繰り返しているうちに「当たり前」なことが徐々に増えてきている。24時間顧客対応はまさにそれで、重要なのは「クライミングのファン」としての普及活動であり、自分の感情や損得などは考える必要がないのだ。

グッぼるのミッション「岩とムーブとトレーニング」

ワークアズライフを考える中で気がついたことは、クライミングで上達する過程も「ミッション」に集中しているということ。「ミッション=岩での目標課題を登る」そのために何をするべきかを常に考えている。そこに感情や損得などの考えは一切ないのだ。日々のトレーニングやコンディショニングに取り組むのは、それが必要だから当たり前にやる。仕事も同じで、義務感などに苛(さいな)まれずミッションを達成するために最善を考え実行するのみなのだ。