クライミングを始めたきっかけ。「夢中になれるもの」
僕がクライミングを始めたのは約3年半前。これまでずっとスポーツを続けてきていたのが終わり、また何か熱中できるものはないかと模索していた時期であった。パラグライダー、マラソン、ボクシングと様々なことを経験した。そして当時通っていたボクシングジムのトレーナーに「ボルダリングって知ってる?」と聞かれ全く聞き慣れないその言葉に興味を持ち、これをきっかけにクライミングの存在を知り、始めることとなった。
新たなモチベーション
始めてすぐに熱中したわけでもなかったが、登れば登るほど上達していく感覚がやみつきになった。クライミングジムに通う頻度も日に日に増えていき気づけばほぼ毎日のようにジムに足を運んでいた。こんなに楽しくて体もガンガン鍛えられるスポーツがあったのかと、その時の僕は正直ジムで登れているだけで満足していた。
ある日、通っているジムでコンペが開かれることになりスタッフの方にエントリーしてみないかと誘われ、興味本位で参加することにした。僕は運良く決勝に残った。参加人数はそれほど多くはなかったがそれでも驚きであった。決勝は案の定全く登れずに終わってしまったが、久々に緊張感を味わい何か充実感で満たされていた。今まで特にモチベーションもなくただひたすら登ってきたが、その時以来コンペに出てもっと自分の力を試したいと思うようになった。そしてある一つの目標をみつけた。
ノースフェイスカップ2018
言わずと知れた国内最大規模のボルダリング大会。このコンペにエントリーし、予選まで半年間そこを目標にトレーニングに励んだ。コンペで戦っていくには制限時間内で登りきる体力が不可欠。今まで登れた課題を繰り返し登りとにかく登る量を増やした。それと同時にアップの方法やストレッチのメニューも見直すようになった。小学〜高校までどのスポーツでもアップを入念にしてから実践トレーニングをしていたことを思い出し、アップの重要性に改めて気付かされた。
迎えた予選当日。国内最大規模の大会とだけあって参加人数は桁違い、会場は選手達の熱気で包まれていた。いい緊張感。競技中はリアルタイムリザルトが表示され自分の順位を確認することができる。このシステムにも驚いた。全てが新鮮で楽しく、あっという間に予選は終了した。結果はギリギリライン上で予選通過。ホッとした。それと同時に実戦を踏まえて諸々新たな課題(特に柔軟性)も見つかり、本選まで4ヶ月今回判明した自らの課題と向き合い、また更に上を目指すべくトレーニングに励んだ。
この間に僕は転職し今はここグッぼるで見習いとして勤めている。環境も大きく変わりクライミング対する思いも一層強くなり、毎日が勉強で急速に日々は流れた。
気付けば本選当日。結果から言うと全く力及ばず不甲斐ない成績で終わった。悔しさはあったがそれ以上にトップレベルの選手たちのクライミングを生で見ることができ心から感動した。自分もいつか同じ舞台に立てたらと憧れを抱いて止まない。
ノースフェイスカップ2018終えて
予選・本選を通じてトレーニング方法やアップ、ストレッチのメニューなどを見直し、今まで以上に自分のクライミングに対して真剣に考えるようになった。まだまだ足りないものだらけだけれど、もっと強くなる為のプロセスを学び、更なる上を目指しクライミングを楽しんでいく。そして来年も必ずあの場所へ戻ってみせると心に誓った。


