2014.06.24 Tuesday
ニューフェイスがCrucrow Cafe 2Fに!!
こんにちは、ERZOです。
crucrow cafe 2Fにニューフェイスが仲間入りしました!!
70年代、日本製のアンティークキャビネットです。
オーナー夫妻がアンティークのカップや小物を入れるキャビネットを探していたところ、よく行くショップでもなかなか「コレだ!」という運命的な出会いがなかったそうです。
ある時ふと足元に目をやってみると、今まで何度も来店していたのにも関わらず埋もれていて気付かなかったガラスのキャビネットを発見。
フロア中央に置くため、透明感が出るように全面ガラスのキャビネットをイメージしていたので、まさにドンピシャ!!だったそうです。
キャビネットと対面した時は、激動の年代を過ごしてきただけあって相当な汚れと痛みを感じました。せっせことオーナーと磨き、チークオイルを塗り、ガラスを拭き拭き。古いものを丁寧に磨いていくと、美しくなるのは当然なのですが、味がより一層際立ってきます。
今回初めてチークオイルを塗ったのですが、みなさんはチークオイルをご存知ですか?
チークオイルとは、チーク材(※1)を保護し、艶を蘇らせ、風合いを高めます。ワックスやポリマー、シリコンを含まないのでより自然なオイル仕上がりになります。深いアメ色で乾燥による材質劣化、ヒビ割れ防止にも効果的で、乾燥してシルバーグレーになった木材につやを出す役目もあります。もちろんチーク材以外にも使うことができます。
チークオイルって凄いですね。アンティーク家具には必要不可欠なものなんだと勉強になりました。
チークオイルを塗っているとなんだかキャビネットが呼吸をしているようで生き物と接しているようでした。とっても不思議な体験でした。古いものもしっかりとケアするとそれに応えてくれるように生き生きとしてくることを実感しました。今までアンティークと聞くとなんだか取扱いやケアをして行くのが大変で距離を感じていましたが、直接触れたことでキャビネットに愛着が沸きました。アンティークを身近に感じることができ魅力に引き込まれそうです。ぜひみなさんにも、このキャビネットの息遣いを感じてもらえると嬉しいです。
これから、キャビネットの中に並ぶアンティークたちが楽しみで仕方ありません。どんな出会いが待っているのか、みなさんも2Fの crucrow cafeも要チェック!です。
アンティークの家具たちに囲まれて、コーヒー片手にゆーっくり過す時間。そんな休日もいいなぁ。
(※1)チーク材とは、ソ科チーク属の落葉高木の総称。アジアの熱帯モンスーン気候地方に分布する。材質は堅く、伸縮率が小さく、水に強いので、船舶・家具などの用材や建築材として広く使用される。「チーク」という名前はインド南部ケーララ州の言葉マラヤーラム語の「thekku」に由来する。