2009.07.13 Monday
スラックライン。やっと上達。
スラックラインのすばらしさがやっと理解できてきました。
最大の効果は最適バランスへの素早い重心移動と筋力アップです。
通常のトレでは不可能な動きのほとんどを15分程度で実現できるのですから実にすばらしい。特に年齢による弱体化を感じている人には最適です。
●動作の流れ
↓三半規管がアンバランスを察知・・・反応が早い。訓練にてさらに早くできる。
↓三半規管による補正・・・正しい位置への素早い割り出し。小さい力で戻れる。
↓さらに大きな崩れを視覚補正する・・・反応が遅い。少し大きなフォームと筋力が必要
↓さらに大きく崩れると体が察知・・・戻そうとしても筋力群は反応が遅くさらに大きく振られる
↓体幹でバランスをとる・・・体幹のひねりがこの大きな振られに対応可。足や腰の鍛錬となる。
↑安定を取り戻して繰り返す
●ステップ1 三半規管期
慣れてくると肩を軽く動かす程度の小さい力でほとんどの戻れるようになります。これはこの動作に神経関連が順応しているのでしょう。5時間程度は練習が必要でしょう。1分以上の静止ができればこの段階はクリア。腰痛もちの人などはかなり反応が悪いため初めはまったくできません。かばっている筋肉を動かせるように努力しましょう。ヘルニアの人はもちろんやってはいけません。
●ステップ2 ボディバランス期
わざと腕を振ったり回ったりしたときに大きい振られから戻るために必要なフォームと体幹力を鍛えます。ステップ1の状態へ腕や腰を使って戻します。10〜20時間程度の練習が必要でしょう。前進歩行、ターン、シット(おしりはつかない)などがほぼ自由にこなせればクリア。この時点で腰の筋肉群はかなり反応が早くなっているためクロストレーニングとしては成果が上がっています。腰の痛みは自己動作による筋肉痛である可能性が大きいので諦めず順応させて下さい。いずれ痛みは取れます。
●ステップ3 ダイナミックパワー期
筋力を使った動きをマスター。ダイナミックなジャンプ関連は大きな筋力が必要です。通常は大きな筋力を使うとその後に大きなショックが骨や筋肉に負担をかけます。これが膝や腰痛の原因です。スラックラインはこの部分が最小限に抑えられます。おまけに反応方向に多様性があり回転、横ぶれ、前後、縦ゆれなどあらゆる方向の筋肉を刺激します。自重を支える筋力を最大限まであらゆる方向で引き上げてくれます。ここまできたら反応良さをどのスポーツにおいても実感できていると思います。
※ちなみは私はジャンプ180ができるようになりました。最高15分10往復ができました。次の目標はもちろん高さのある360とグラブです。あと少しファンキーで素早い動きもマスターしたいですね。ボルダリングは指を故障しているにもかかわらず動きはとにかく良くなりました。反射的脚力がなかっただけ・・・を実感。体重もかなり減りました。負担が少ないので有酸素にもなってます。BMI20を切ったのはスラックのおかげです。間違いなく。
※おまけ
三半規管は実は鍛えられるのです。秘密訓練として視覚補正が働かない薄暗い場所でのバランストレーニングはかなり有効です。お試しあれ。
→三半規管
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- コツコツ上達(予定)ボルダリング日記
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