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2泊3日の小川山合宿! タッキー編
こんにちは。スタッフのタッキーです。
今回は9月28日〜9月30日の3日間で小川山に岩合宿に行ってきた記事を書きます。
僕にとっては3回めの岩場にして、3日間登り倒しという濃密な内容でした。
完登できた課題、敗退した課題、得たこと、課題になったこと様々あるので、全てとはいきませんが今回の記事で少し書いていけたらと思います。
今回小川山岩合宿に参加したメンバーは以下のとおりです。
グッぼる:3人(オーナー、村口さん、滝野)
常連さん:5人
計8人
出発の1週間前に「ミウラー」を購入し少しずつならし始めました。2日くらい前からはワクワクが止まらなくなり、もう心も身体も準備OKデス!
あとは前回の恵那の時のように、前日の夜にバイクでコケるという惨劇を繰り返さぬよう細心の注意を払って運転するのみです。
- Day 1
到着は14時過ぎでした。ここから各々登りに行く準備を始めます。
【狸岩・素晴らしい4級】
最初ということで、まずはメンバー全員でアップがてらに4級にトライです。
なんと真っ直ぐな名前でしょうか。潔さすら感じます。
まぁ、「サクッと完登して次の課題にいこうかな」という気持ちで未だに新品感の抜けないミウラーを履いてトライ。
スタート直後に落ちる。
あれ…難しくないですか…?
なんか上部のスローパーもかなり悪いし…
というわけで苦戦を強いられることになったのは言わずもがな。6回目くらいのトライでようやく完登できました。
すごく嬉しい!!この時点でかなり満足感に満ち溢れていました。
【灯台もと暗し岩・包帯少女 4級】
課題名がなんともアヤシイ響きですね。初手のガバが取れればほぼゴール確定なんですが、思い切って出られるかが問われる課題な気がします。
スタートに少し苦戦しつつも3トライくらいでなんとか完登しました。
到着から少しするといよいよ暗くなってきて、ヘッドライトとランタン抜きでは視界も悪かったです。
この状態でエイハブ船長のトライはとても怖く、怪我をするのも嫌なので戦略的撤退。
死ぬほど寒い夜とともに1日目を終えました。
人類の叡智を結集して火をおこす
- Day 2
岩との対峙に備えダイナミックストレッチによって身体を温めほぐすクライマーたち。
【クジラ岩・エイハブ船長 1級】
やって来ました。今回の合宿の目標「エイハブ船長完登」を達成するときが...
「まだ2級も完登してないくせに何言ってんだよ!」とか言わないでください。
分かってます!志を高く持ちたいだけなんです!
昨日の夜に少し触ってみましたが、やはり左手のカチが持てずそこで何度も落ちる。
一度だけ次の1手が出せたものの、耐え切れずに落下。
写真でみるとあまり高くなさそうだけど実際に登ってみるとめちゃくちゃ高く感じる。
この高さで悪いホールド持って落下するイメージが頭から離れず、指も心もクタクタに...
他の課題も触ってみたかったためエイハブ船長はいったんお休み。
【クジラ岩・穴社員 3級】
気分を変えて同じクジラ岩でエイハブ船長の隣にある穴社員3級にトライ。
ポケットばかりの指に優しくない課題です。そしてやはり怖い。
頑張って指の第一関節の皮膚を切り裂きながら無事に完登!
今回パートナーである常連M園さんの応援に感謝です。
【忘却岩・忘れん坊 2級】
川の近くで結構涼しいです。トポを見て目をつけた課題が「忘れん坊2級」
手数が少なくて真っ直ぐ上に登っていけそうだったので、とりあえずトライしてみました。
上部のカチが悪すぎてリップに手を出すのに苦戦すること20〜30分。
これは今の僕にはスタティックには取れないとの判断を下し、ダイナミックに手を出すと止まった!
コツを掴みなんとか勢いに任せて完登!
その後は河原の涼しい空気に身をゆだね、しばしの休息。
屈強な漢たちに訪れた束の間の休息
小川山2日目はエイハブ船長こそダメだったものの3級1本と2級1本という結果でなかなかに満足でした。
- Day 3
クライマーの朝は早い。
犬岩 YMルーフ3級にて、早朝の山に響く漢の呻き。
ヒールをかけながら進み、最後に身体を返して上がる課題。パートナーのM園氏は一撃で完登。
なんとか続きたいところですが、最後の身体を返す部分がイマイチできない。
しかし、差し迫る朝ごはんの時間までには登りたい。足位置を微妙にズラすなど考える事10分…コレ!という体勢が決まり無事に身体を返すことができました。
今回の合宿で最も印象深かった課題がこちら「変人 1級」
最後に登った課題が変人ってところがいいですね。…いいですよね?
スタートが両手ポケット、ヒールフックという体勢からスタートするのに面食らいました。
スタートから2手くらいが悪くて、あとはガバです。最後に恐怖のスラブを越えたらゴールという達成感を味わうことのできる課題でした。本当にスラブは死ぬかと思いました。
僕もM園氏もなんとか完登し、仮仮1級クライマーの称号を手に入れました。
完登できたのはこの課題が最後でした。
あとは石楠花遊歩道エリアをぶらぶらしながらクールダウンです。
結局エイハブ船長は落とせませんでしたが、次のモチベーションになったので良しとしたいと思います。
今回はスラブに苦戦しました。やはり慣れていないというのが一番大きいかなと。
豆粒のような足を探しだすことと、そこにしっかり乗り込むということをできるようにしていきたいです。
あとは連日登る場合の「指皮マネジメント」ですね。そんなに泊まりで登りに行くことは無いと思いますが、自分の指のコンディションを管理しておくのも大切だと感じました。
まだまだ岩シーズン真っ只中なのでいろんな岩場に足を運びたいと思います!!
【今回の成果】
・素晴らしい 4級
・包帯少女 4級
・YMルーフ 3級
・穴社員 3級
・忘れん坊 2級
・変人 1級
【敗退】
・ライト・スパイヤー 3級
・サブウェイ 3級
・エイハブ船長 1級
【敵前逃亡】
・小川山ジャンプ 3段
以上、タッキーの小川山レポートでした。
もうすぐ「夏」が終わります…
こんにちは。スタッフのタッキーです。
タイトルにも書いたようにもうすぐ夏が終わりますね。
この時点で「とっくに終わってるよ!」とツッコんでくださる方々もいると思いますが、ここでいう夏とは「夏サーキット」のことです。
グッぼるでは3ヶ月に1回のペースでゲストセッターをお招きして、課題のセットをお願いしています。これをサーキットと呼んでいます。夏サーキットのセッターは「渡辺数馬」氏でした。渡辺氏とスタッフ作成分の課題を合計すると…全部で46課題!めっちゃ多いですね〜。
「できれば半分以上は登っておきたい!欲を言えば30番くらいまでいきたい!」という意気込みでスタートした夏サーキットだったのですが、3週間後にはレギュラー課題に浮気している自分がいました。
なんということでしょうか…夏サーキット開始から1ヶ月と経過していないのにもかかわらず、早々にリタイアを決め込むとはなんたる意地の無さ。
思えば前回の春サーキットもそんな感じでフェードアウトしていったような気がします。このままだと前回の二の舞いになるのは火を見るよりも明らか。それで良いはずがありません。泣きべそをかいている己の心を叱咤激励し、再トライです!
まずは苦戦を強いられていた23番。個人的にはゴール核心です。すでに30回以上ゴール落ちしているので本気で心が折れそうでしたが、僕も漢です。意地と気合で完登!!
これで完全に調子に乗った僕は24番、25番はとりあえず後回しにして26番、27番、28番を完登。
そして、そのままの勢いで32番も完登!
夏サーキットは残り1ヶ月。できれば飛ばした24番、25番、29番を落として、30番代の課題も1〜2個落として「夏」を締めくくりたいなぁと思っているタッキーでした。
1年ぶりに岩場へ行ってきました!
身体もいい感じになってきたらいよいよ岩と対峙。緊張感から鼓動も少し早くなっているのを感じます。
冒頭にも書きましたが今日の目標は3級攻略。みなさんの薦めもあってエル3級をターゲットに設定。
次はエルの岩のサイドにある「もりた4級」を落としました。
その後場所を移動して電波塔エリアへ。
「トンネル岩」にて村口さんはジャスラ4段、他のみなさんはニゲラ2段にトライ。僕は近くにある「カタール7級」にトライしました。
画像からも分かるようにカタール7級はかなりの高さにビビりました。「後戻りできない」「落ちたら死ぬ」と心の中の弱い僕が何度も囁きかけてきましたが、「この課題を完登したらお腹いっぱい食べよう!」という心の中の強い僕が打ち勝ち無事に完登!
最後に林道上エリアの「坂の上の雲 初段」をさわりに行きました。
山道をずっと登って行くのでアプローチはかなり大変でした。しかし息も切れ切れに辿り着いた眼前にオウダン岩が立ちはだかった時は鳥肌が立ちました。圧倒的なまでの迫力に「自然」というものの力強さの片鱗を感じ取った気がしました。
あたりまえのことですがジムとは何もかもが違いました。それは1年前も感じていたと思うのですが、改めて思い出しました。とても印象的だったのが、静寂の中に聞こえる岩に取り付く者の息遣い。大きな自然の中のちっぽけな人間という言葉にし難い神秘的な感覚はジムで登っていては一生分からなかったでしょう。
9月の最終週には小川山に合宿に行くので、そこでも3、2級を狙っていきます!
【今日の成果】
・エル3級
・もりた4級
・カタール7級
以上、タッキーの1年ぶりの岩レポートでした。
SNAP GAMES OSAKA 2015
グッぼる新人スタッフのタッキーです!
愛と親しみを込めて「タッキー」とお呼びいただけると幸いです。
グッぼる常連の皆さまからすれば、定休日以外はほぼグッぼるにいるので何ら真新しさのないものだと思います。
しかし「スタッフではないのに何故か毎日ジムにいる人」という皆さまの認識を払拭し、晴れて「グッぼるのスタッフです」と名乗れることに喜びを隠せません。
何より「スタッフですよね?」「いえ、実はただの会員です」という他のお客さんを困惑させ続けたやりとりから解放されるので、僕の心も少しは安らぐというものです。
これからしばらくはグッぼるの業務を覚えるため修行の日々となります。
もちろんカフェでドリンクを提供することもあります。お出ししたコーヒーから我が腕の未熟さを悟ったとしても、にっこり笑ってお許し下さい。
さて、皆さまはご存知無いと思いますがどちらかというと僕はクライミングよりスラックラインの方が得意です。
スラックラインを始めたい!トレーニングに使いたい!もっとたくさん技ができるようになりたい!という方がいれば、タッキーに一言お声がけください。
全力でアドバイスします。
グッぼるのスタッフになったからにはクライミングにも力を入れていきます。
まずは、キャンパスラングのオープンぶら下がり4秒落ちという屈辱を晴らすためのトレーニングに注力する所存です。今はトレーニングの成果も少しずつ表れ最高記録30秒まで伸びています。目指せ1分!!
皆さまが快適に登る/跳ぶことができ、自身の限界を超越していくツールとしてグッぼるを活用していただけるように尽力していく次第です。
また、僕をスタッフとして迎え入れてくれた店長、オーナー、村口さんを助けていけるように持てる力を伸ばしつつも最大限に発揮していきたいです。
新スタッフ「タッキー」をよろしくお願いします!